『鷲のポーズ』グラグラする…
ヨガの『鷲のポーズ(ワシのポーズ)』は『イーグルポーズ』『Garudasana(ガルーダーサナ)』とも言われるヨガのポーズの1つです。
立ったまま片足をもう片方にくっつけて手を上にあげるポーズですね
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【参考】ガルーダーサナ(鷲のポーズ) | ヨガジャーナルオンライン
たしかに、初心者の方やバランスを取ることが苦手な方にとっては、『鷲のポーズ』は難しいと感じるかもしれません。
ですので、今回は、まずはお家でもできるように基本のやり方と気をつけることについて解説しようと思います。
そしてそれだけでなく、鷲のポーズをするまえの準備としてグラグラして難しいしいと感じる人のためのストレッチ法を紹介したいと思います。
鷲のポーズの基本のやり方は?
それでは鷲のポーズの方法を紹介したいと思います。
※呼吸は鼻から吸って鼻から吐きます
※深く呼吸を行いましょう
- 脚をそろえ、まっすぐ立つ
- 右足を上げ、それを左足にからめるようにする
- (※1.完全に巻き付けず、右足親指で床を押してもOK)
- 両肘を曲げる
- 左肘が下になるように両腕を重ねる
- 親指が自分の方に向くように腕を絡まる
- 手のひらを合わせる
- (※2.絡ませず、手の甲を合わせるだけでもOK )
- ゆっくり膝を曲げる
- 自然な呼吸で、この姿勢を保つ
- 上体を上げ、腕と脚をほどく
- 目を閉じてリラックス
- 反対側も同じように行う
教室によっては足と手のクロスの上下が逆になる場合があります。
〈ポーズで気をつけること〉
- 無理をしない(違和感を感じたらすぐやめる)
- 膝に違和感・故障がある方は行わない
鷲のポーズでなぜグラグラするのか
①手足の柔軟性の問題
あまり、腕や脚をねじることは日常ではしませんよね。足首や手首、肘や膝の柔軟性が足りず、どうしても絡ませにくいのは仕方がありません。
まずは、※1、※2で指示したとおり、グラグラする前に、簡単なやり方をしてみましょう。
②目線が安定していない
目線は一点を見つめるようにします。グラグラすることを心配したり、『これで合っているかな?』と足元や周りの人を確認してしまう気持ちは分かります。
ですが、下を見たり、キョロキョロてしまうとバランスが取れません。目線はまっすぐ決めた一点を見つめましょう。
③体幹・下半身が弱い
体幹や下半身が弱いと、どうしてもバランスが取りにくくなってしまいます。まずは※1.※2で示したような簡単な方法で鍛えていきましょう。ポーズが難しい場合は次に説明する練習法を試してみましょう。
慣れたら、徐々にステップアップしていくと上達していきます。
これらの気をつけることを参考にしながらゆっくり行ってみてくださいね。
※やり方はヨガ教室やヨガスタジオで異なる場合があります
鷲のポーズをする前のストレッチ法とは?
『鷲のポーズ』はやっぱり難しい
グラグラする理由と簡単に行う方法を説明しましたが、やはりそれでもフラフラしてしまう方もいますよね。
そのようなあなたは柔軟性を高めたり、バランスを取る練習を行うことでかなり上達をすることができます。
そこで、お悩み別に対処法をご紹介したいと思います。
腕を絡ませにくい人
鷲のポーズは肩甲骨(けんこうこつ)を動かすポーズでもあります。肩の関節は、あまり動かさない人も多いと思います。
座ったまま(あぐらのポーズ)でいいので、腕だけをまずは練習してみましょう。
【参考動画】どうやって作るの?イーグルの腕 - YouTube
それでもやりにくさを感じる場合は、手首のストレッチをヨガを行う前に毎回行うようにするといいですよ♪
手をグーにした状態で、上や下にゆっくりと動かしていきます。
脚を絡ませにくい人
こちらもまずは脚だけ絡ませる練習を行ってみましょう。壁や安定した高めの棚などに手をつき、脚だけ絡ませてみてください。
このときも目線をキョロキョロしないように行うと実際にポーズを行ったときにうまくいきやすいです。
それでも、脚を絡ませにくい方、しゃがんだとき、かかとをつけるとコロンと後ろに転ぶタイプではありませんか?
そんな方は足首が硬めかもしれません。
足首から足の甲を上に向けたり、下に向けたりするストレッチを行いましょう!
丁寧にこちらでも解説しています♪
足首が柔らかくなると、『鷲のポーズ』だけでなく、ヨガの他のポーズ全般もやりやすくなります。
ぜひヨガのポーズを行う前に行ってください。
バランスがとりにくい人
もうどうしてもフラフラしてしまう方もいますよね。
そんなときは、『椅子のポーズ』と言われるポーズをまずは行ってみましょう。簡単なポーズと思われるかもしれませんが、体幹・下半身を鍛えるのに素晴らしいポーズです。
初心者の方は壁際で行うことで、『鷲のポーズ』の基本的な形を体に入れておくことができます♪
『椅子のポーズ』が慣れたら、片足を2cmくらいずつ上げてキープしてみると、バランスがだんだんと無理なく取れていくようになります。
これができたら、両手をクロスさせた状態で、手を絡ませるのではなく、両手で両肩をつかんで足だけ練習してみましょう。
無理して「鷲のポーズを完璧にしよう!」と思うのではなく、このような練習を十分にした上でポーズをとると違いますよ。
まとめ:難しいと感じるポーズの前にはストレッチをしてみて
『鷲のポーズ』に限らず、いろんなポーズをしていて難しさを感じる場合は、まず手首・足首のストレッチから始めてみてくださいね!
ポーズが出来ないと、イライラしてしまうかもしれません。ですが、ヨガはイライラするものではありません。
自分の体を知るいい機会だと思って、自分の足首や手首の可動域にぜひ意識を向けてみてください。
無理して行うことはせず、どうしても分からない場合はヨガスタジオのヨガインストラクターなどに相談してみてくださいね♪
フラフラしてしまうと悩むあなたが、”無理せず”ラクに出来るな~”と思えるポーズができるようになれば幸いです!